トラックの操作

CLIP STUDIO PAINTのトラックの機能について紹介します。トラックの順序を入れ替えてセルの重ね順を変更したり、サウンドファイルやムービーファイルを読み込んだりできます。

トラックの順序を入れ替える

[タイムライン]パレットで、トラックの順序を入れ替えられます。

移動したいトラックを選択し、移動したい位置までドラッグ&ドロップします。タブレットの場合、トラック名右側のグリップに指やペンを合わせてドラッグ&ドロップします。

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トラックの順序が入れ替わると、[レイヤー]パレットのレイヤーの重ね順も入れ替わります。

[レイヤー]パレットと同様に、レイヤーフォルダーにトラックをドラッグ&ドロップすると、レイヤーフォルダー内にトラックを格納できます。ただし、アニメーションフォルダーにほかのトラックを格納できません。

オーディオファイルを読み込む

[ファイル]メニュー→[読み込み]→[オーディオ]を選択すると、オーディオファイルを読み込んで、[タイムライン]パレットにオーディオトラックとクリップを作成できます。

読み込めるオーディオファイルは、8bitまたは16bitで非圧縮のwav形式・MP3形式・Ogg形式です。なお、タイムラインが無効の場合は、オーディオファイルを読み込めません。

Windows/macOS/iPadは、オーディオファイルをキャンバスにドラッグしても、オーディオファイルを読み込めます。

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この方法では、複数のオーディオファイルを読み込む場合、1つのオーディオトラックでファイルが管理されます。複数の音声を同時に再生したい場合は、先にオーディオトラックを作成してから、トラックごとにオーディオファイルを読み込みます。

オーディオトラックの作成方法については、次の『オーディオトラックを新規作成する』を参照してください。

メモ

読み込んだオーディオファイルの編集については、『クリップの操作』『キーフレームの操作』を参照してください。

オーディオトラックを新規作成する

[アニメーション]メニュー→[アニメーション用新規レイヤー]→[オーディオ]を選択すると、空のオーディオトラックを作成できます。同時に、[レイヤー]パレットにオーディオレイヤーが作成されます。

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新規作成したあとは、オーディオファイルを読み込む必要があります。ファイルを読み込むオーディオトラックを選択し、『オーディオファイルを読み込む』の操作を行います。

ムービーファイルを読み込む

[ファイル]メニュー→[読み込み]→[ムービー]を選択すると、ムービーファイルをファイルオブジェクトレイヤーとして読み込めます。[タイムライン]パレットには、ムービートラックとして表示されます。

ファイルオブジェクトレイヤーとは、画像やムービーなどのファイルを、CLIP STUDIO PAINTに読み込んだレイヤーです。通常のレイヤーとは異なり、元ファイルが維持されたまま、CLIP STUDIO PAINTからレイヤーとしてリンクされます。

読み込めるムービーファイルは、OSにより異なります。なお、使用環境にインストールされているコーデックプログラムによっては、読み込みや再生が行えない場合があります。

·Windowsは、AVI形式(拡張子:avi)・MP4形式(拡張子:mp4)・QuickTime形式(拡張子:mov)です。

·macOS/iPadは、QuickTime形式(拡張子:mov)・MP4形式(拡張子:mp4)です。

·Android/Chromebookは、MP4形式(拡張子:mp4)です。

[タイムライン]パレットでムービートラックを編集する方法については『クリップの操作』『キーフレームの操作』を参照してください。

[オブジェクト]サブツールでムービートラックを選択すると、ファイルオブジェクトレイヤーとして編集を行えます。『ファイルオブジェクトレイヤーを編集する』を参照してください。

2Dカメラフォルダートラックを追加する

[アニメーション]メニュー→[アニメーション用新規レイヤー]→[2Dカメラフォルダー]を選択すると、2Dカメラフォルダートラックを[タイムライン]パレットに追加できます。[レイヤー]パレットには2Dカメラフォルダーが作成されます。

2Dカメラフォルダーを作成し、アニメーションフォルダーやレイヤーを格納すると、アニメーションにカメラワークを付けられます。

2Dカメラフォルダーを使用して、カメラワークを設定する方法については、『2Dカメラフォルダートラック』を参照してください。