ファイルを開く

CLIP STUDIO PAINTでファイルを開くには、[ファイル]メニュー→[開く]を選択します。または、コマンドバーの[開く]をタップします。

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·Windows/macOS/Android/Chromebookは、[開く]ダイアログが表示されます。ダイアログからファイルを選択します。[開く]ダイアログから、複数のファイルを選択すると、同時に複数のファイルを開けます。

·iPadは、OSのファイルAppが表示されます。ファイルAppからファイルを選択します。

入力対応ファイル

CLIP STUDIO PAINTは、CLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)・CLIP STUDIO PAINT(拡張子:lip)・BMP・JPEG・PNG・WebP・TIFF・Targa(拡張子:tga)・Adobe Photoshopドキュメント(拡張子:psd)・Adobe Photoshopビッグドキュメント(拡張子:psb)・ibisPaint作品ファイル(拡張子:ipv)を開けます。

·タブレットの場合は、Ver.1.5互換の3Dレイヤーが含まれるファイルを編集できません。

·PROの場合、タイムラインが有効なCLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)を開くと、[タイムライン]パレットの開始フレームがマイナスに設定されているファイルや25フレーム以上あるファイルは、読み取り専用として表示されます。

·ibisPaint作品ファイルを開くと、キャンバスのサイズ・解像度・レイヤー情報・作品名の設定が引き継がれます。ただし、トーンレイヤーはibisPaint上の表示と異なる場合があります。

·アニメーションWebPの入力には対応していません。

上記ファイルに加えて、PRO/EXでは、次のファイルに対応しています。

PRO/EX

·WindowsとIntelチップを搭載したMacの場合は、IllustStudioドキュメント(拡張子:xpg)・ComicStudioページファイル(拡張子:cpg)に対応しています。ファイルの互換性については、『IllustStudioとComicStudioのファイルを開く【PRO/EX】』を参照してください。

·CMYK形式に設定されている、Adobe Photoshopドキュメント・Adobe Photoshopビッグドキュメント・TIFF・JPEGのファイルに対応しています。CLIP STUDIO PAINTでCMYK形式の画像を開くと、RGB形式に変換されます。CMYKの色空間で画像を表示するには、[表示]メニュー→[カラープロファイル]→[プレビュー]をオンにします。

EX

CLIP STUDIO PAINT EXの管理ファイル(拡張子:cmc)・CLIP STUDIOネームファイル(拡張子:csnf)・pdfに対応しています。

PDFを開くと、[ページ管理フォルダーの作成]ダイアログが表示されます。[ページ管理フォルダーの作成]ダイアログで管理フォルダーの作成先を指定すると、CLIP STUDIO PAINTの管理ファイル(拡張子:cmc)とページファイル(拡張子:clip)に変換されたファイルが、新規に作成されます。元のPDFは、そのまま残ります。

単ページのPDFを開く場合も、[ページ管理フォルダーの作成]ダイアログが表示され、複数ページと同様に開きます。

WindowsとIntelチップを搭載したMacの場合は、ComicStudio作品ファイル(拡張子:cst)に対応しています。ファイルの互換性については、『IllustStudioとComicStudioのファイルを開く【PRO/EX】』を参照してください。

メモ

iPadは、CLIP STUDIOのアプリフォルダー以外から、CLIP STUDIO PAINT EXの管理ファイルを選択すると、メッセージが表示される場合があります。メッセージの指示に従って、ファイルを開いてください。

DEBUTの制限事項

CLIP STUDIO PAINT DEBUTでは、一部ファイルの読み込みに制限があります。

·CMYK 形式に設定されているファイルは、CLIP STUDIO PAINT FORMAT(拡張子:clip)で保存したファイルだけ読み込めます。ほかの形式で保存したCMYK形式のファイルは、読み込めません。

·ibisPaint作品ファイル(拡張子:ipv)のトーンレイヤーは、CLIP STUDIO PAINT上でラスタライズされます。また、選択レイヤーは読み込めません。

PROとEXで作成したファイルの制限事項

次のファイルは、DEBUTで開けません。

·縦10000×横10000ピクセルを超えるキャンバス

次のように設定されているファイルは、編集を行えますが、一部機能が制限されます。

·テキストレイヤーと画像素材レイヤーは表現色に関係なく、編集を行えます

·レイヤーカラーと下描きレイヤーの設定はできませんが、通常のレイヤーとして編集できます

·トンボ・基本枠とグリッドは、削除された状態で開きます

DEBUTで開いたときに、次のレイヤーは編集できません。

·[表現色]が[グレー]か[モノクロ]に設定されているラスターレイヤー

·ベクターレイヤー

·コマ枠フォルダー

·フキダシレイヤー

·べた塗りレイヤー

·グラデーションレイヤー

·選択範囲レイヤー

·定規を含むレイヤー

·[レイヤープロパティ]パレットで[フチ]が設定されているレイヤー

·[レイヤープロパティ]パレットで[トーン]が設定されているレイヤー

·[レイヤープロパティ]パレットの[表現色]で、[表現色(プレビューしています)]が表示されているレイヤー

次のように設定されているファイルは、DEBUTで開けますが、読み取り専用で表示されます。

·色調補正レイヤーが使用されている。

·キャンバスの[基本表現色]が[モノクロ]に設定されている。

·[タイムライン]パレットに、25フレーム以上設定されている。

·[タイムライン]パレットの開始フレームがマイナスに設定されている。

IllustStudioとComicStudioのファイルを開く【PRO/EX】

WindowsとmacOSでは、[ファイル]メニュー→[開く]を選択すると、IllustStudioドキュメント(拡張子:xpg)とComicStudioページファイル(拡張子:cpg)を開けます。

また、EXの場合は、ComicStudio作品ファイル(拡張子:cst)を開くと、[ページ管理フォルダーの作成]ダイアログが表示されます。[ページ管理フォルダーの作成]ダイアログで管理フォルダーの作成先を指定すると、CLIP STUDIO PAINTの管理ファイル(拡張子:cmc)とページファイル(拡張子:clip)に変換されたファイルが、新規に作成されます。元のComicStudio作品ファイルは、そのまま残ります。

重要

Apple Mシリーズチップを搭載したMacでは、IllustStudioとComicStudioのドキュメントを読み込めません。

CLIP STUDIO PAINTで対応しているIllustStudioドキュメント・ComicStudioページファイルのレイヤーは、下記のように変換されます。一部のレイヤーは、編集できない場合があります。


IllustStudio・ComicStudio

CLIP STUDIO PAINT

備考

ラスターレイヤー(1bit)

ラスターレイヤー

[表現色]が[モノクロ]、[描画色]が[黒]に変換されます。

ラスターレイヤー(2bit)

ラスターレイヤー

[表現色]が[モノクロ]、[描画色]が[黒]と[白]に変換されます。

ラスターレイヤー(8bit)

ラスターレイヤー

[表現色]が[グレー]、[描画色]が[黒]に変換されます。

ComicStudioで、[減色手法]を[トーン化]か[疑似階調]に設定したレイヤーの場合、[レイヤープロパティ]パレットの[トーン]がオンに設定されます。

ラスターレイヤー(32bit)

ラスターレイヤー

[表現色]が[カラー]に変換されます。

ベクターレイヤー(2bit)

ベクターレイヤー

[表現色]が[モノクロ]、[描画色]が[黒]と[白]に変換されます。

ベクターレイヤー(32bit)

ベクターレイヤー

[表現色]が[カラー]に変換されます。

下絵レイヤー

ラスターレイヤー

参照レイヤー

参照レイヤー

テキストレイヤー

テキストレイヤー

·CLIP STUDIO PAINTでテキストを再編集する場合は、CLIP STUDIO PAINTのテキスト描画に置き換えられます。

·テキストの仕様の違いなどにより、テキストの表示が大きく変更される場合があります。

·テキストレイヤーの[フチ]・[文字/背景色]・[縦中横]・スタイルの[オプション]は、設定が引き継がれません。

フキダシレイヤー(定規フキダシ)

フキダシレイヤー(テキストを含む)

次の場合は、フキダシはフキダシレイヤーに、テキストはテキストレイヤーに変換されます。

·フキダシの線の色が黒以外の場合

·フキダシ内部の色が白以外の場合

·テキストフォルダ内にある場合

フキダシレイヤー(ラスターフキダシ)

フキダシは画像素材レイヤー

テキストはテキストレイヤー

パターントーンレイヤー

画像素材レイヤー

[通常]トーン

べた塗りレイヤー

[レイヤープロパティ]パレットの[トーン]がオンに設定されます。

[グラデーション]トーン

グラデーションレイヤー

[レイヤープロパティ]パレットの[トーン]がオンに設定されます。

[背景]トーン

画像素材レイヤー

[レイヤープロパティ]パレットの[トーン]がオンに設定されます。

コマフォルダ

コマ枠フォルダー

次の場合は、コマ枠フォルダーの上に、枠線が描画されたラスターレイヤーが追加されます。

[環境設定]ダイアログの[ベクターをラスター化]が有効になっている

コマを2重線にしている

また、コマの有効範囲を示す赤枠よりも外側に枠線がはみ出ている場合は、コマフォルダを2重にして、コマの有効範囲も1つのコマ枠として扱います。

レイヤーフォルダ

レイヤーフォルダー

3Dワークスペースフォルダ

レイヤーフォルダー

CLIP STUDIO PAINTでは、3D素材の編集を行えません。

3Dプレビューレイヤー

ラスターレイヤー

CLIP STUDIO PAINTでは、3D素材の編集を行えません。

クリッピングフォルダ

レイヤーフォルダー

レイヤーフォルダー内のレイヤーに、[下のレイヤーでクリッピング]が設定されます。

下のレイヤーでクリッピング

下のレイヤーでクリッピング

フィルタレイヤー(明るさ・コントラスト)

色調補正レイヤー(明るさ・コントラスト)

フィルタレイヤー(トーンカーブ)

色調補正レイヤー(トーンカーブ)

フィルタレイヤー(レベル補正)

色調補正レイヤー(レベル補正)

フィルタレイヤー(反転)

色調補正レイヤー(階調の反転)

フィルタレイヤー(マスク(全領域を隠す))

レイヤーマスク

フィルタレイヤー(マスク(全領域を表示))

レイヤーマスク

フィルタレイヤー(グラデーションマップ)

色調補正レイヤー(グラデーションマップ)

フィルタレイヤー(色相・彩度・明度)

色調補正レイヤー(色調・彩度・明度)

フィルタレイヤー(カラーバランス)

色調補正レイヤー(カラーバランス)

フィルタレイヤー(質感)

画像素材レイヤー

[レイヤープロパティ]パレットの[質感合成]がオンに設定されます。

反転レイヤー

色調補正レイヤー(階調の反転)

マスキングレイヤー

レイヤーマスク

集中線レイヤー

ラスターレイヤー

集中線の編集はできません。

流線レイヤー

ラスターレイヤー

流線の編集はできません。

消失点レイヤー

ラスターレイヤー

消失点の編集はできません。

サブ定規レイヤー

削除

定規上に描画している場合は、ラスターレイヤーに変換されます。

定規レイヤー

削除

選択範囲レイヤー(1bit)

選択範囲レイヤー

選択範囲レイヤー(8bit)

選択範囲レイヤー

用紙レイヤー

用紙レイヤー

ガイドレイヤー

削除

グリッドレイヤー

削除

トンボ・基本枠レイヤー

削除

レイヤーは削除されますが、トンボと基本枠は表示されます。

枠線定規レイヤー

ラスターレイヤー

[表現色]が[グレー]に変換されます。

ComicStudioのファイルをCLIP STUDIO PAINTに読み込むと、一部の機能は次のように変換されます。

·ComicStudioページファイルを読み込んだ場合、用紙レイヤーが追加されます。

·ComicStudioの[作品]メニュー→[メモの編集]で入力した内容は、引き継がれません。

·ComicStudio EXのストーリーエディタで入力した内容は、CLIP STUDIO PAINT EXのストーリーエディターで表示したときに、テキストの順序が変更される場合があります。

メモ

IllustStudioとComicStudioのファイルの読み込み方法については、[環境設定]ダイアログの『ファイル』で設定できます。

最近使ったファイルを開く

[ファイル]メニュー→[最近使ったファイル]を選択すると、最近使用したファイルが一覧表示されます。ファイルを選択すると、CLIP STUDIO PAINTで編集できます。